評価・・・85点
キャッチコピー
監督:デヴィッド・エアー
キャスト
- ジェイソン・ステイサム(ビーキーパー)
- ジョシュ・ハッチャーソン(大統領のバカ息子)
- エミー・レイヴァー=ランプマン(女性捜査官)
- ジェレミー・アイアンズ(バカ息子のお目付け役)
- ジェマ・レッドグレイヴ(大統領)
感想(※以下、ネタバレあり)
暮れから正月は貧乏暇なしのことわざ通り、慌ただしい日々を過ごしました。やっと1月6日月曜日に鑑賞して参りました。
1月3日公開だったので、多くの映画好きのタフガイどもは「正月早々いきなりいいものを観た。今年はいい年になりそうだ」と筋トレに励んでいることと思います。タフガイども、あけましておめでとうございます。
先に結論を申しますと、正月ボケでたるんだ頭と精神を叩き直すにはもってこいの素晴らしい作品でした。
いきなり85点の高得点です。
素晴らしかった点を下記に並べて、タフガイどもとシェアしたいと思います。
ストーリーが単純でいい!
「元凄腕が引退し、平穏な生活を送るも、事件が起こり、キレて、ボコす!」誤解を恐れずにいえば、それだけの映画です。

ものすごく単純で捻りも何もないけど、そこがいい。それでいい。
また、「平穏な生活を送るも〜事件が起こり〜」の部分ですが、今作はその部分がとってもスピーディー。この手の映画で、唯一退屈になりかねないパートですが、そこを必要最低限のみに大胆に省略。観客が見たいところを一刻も早くお届けしたいという監督の男気を感じました。
味のある脇役たちがいい!
可哀想な被害者を描く導入部分を大胆に省略したことで、被害者への感情移入が中途半端になり、観客の悪党どもに対する怒りのボルテージが中途半端になるのではないか?といったことが危惧されますが、そこをうまく脇役達が味のある演技でカバーしてくれています。
各地のデータセンターの責任者的立場の奴らが、ウェイ系の陽キャ。マイクを握ってウェーイ。それだけで我々にとってはデスノート入りですが、さらにウェイウェイとほざきながら罪のない人を騙していきます。もうね、ミンチにしても足りないくらい。そいつを我々に代わってステイサムががっつりお仕置きしてくれます。味のある悪役のおかげで、気分スッキリ、脳汁ドバドバを味わうことができます。

元CIA長官役のジェレミーアイアンズもいい!筋肉ムキムキのラスボスとしてでなく、知的でダンディで経験豊富なキャラを配置したのは大当たり。彼の演技でビーキーパーがむちゃくちゃヤバいやつであることがリアルに説得力をもって表現されてました。

また、女刑事も味方するわけでも、完全な敵になるわけでもなく、中立かつ俯瞰した立場からビーキーパーとはなんだ?正義とはなんだ?と観客共に考えてくれます。

セリフがかっこいい!
かっこいいセリフといえば、デンゼルワシントンの「イコライザー」が思い起こされますが、あの作品に負けず劣らず、かっこいいセリフが目白押しです。
女刑事はビーキーパーにボコボコにされたシークレットサービス達を見ながら「まるで台風の後みたいね」と絶妙な感想。男なら一度は言われてみたいものです。
そのほかにも「俺はビーキーパーだ。俺が群れを守る」とか、「法が役に立たないなら、俺の出番だ」とか人生で一度は言ってみたいものです。

かっこいいセリフが似合わない我々のために、今後かっこいいセリフをいう場面に巡り合わないであろう我々のために、サービス精神旺盛に盛り込んでくれて、本当にありがとうございます。
堂々でノシノシ感がいい!
ピンチをピンチと思わず、堂々とノッシノッシと突き進む男に憧れます。
ラオウ、勇次郎、肉蝮。みんなかっこいい。みんなノッシノッシ。
それと金正男。逮捕されてもへっちゃらで文句あるかと言いたげにノッシノッシとふてぶてしく歩く彼のようでありたいものです。たとえ不細工でも堂々としているだけで男っぷりがあがろうというもの。
目黒蓮ような顔面をくれと贅沢は言わないので、金正男のように不細工でもいいから、ピンチのときこそ、堂々としていられる胆力が欲しいものです。

この映画がかっこいいのは、その圧倒的なノシノシ感を見せつけてくれるところ。圧倒的な敵を前にして、特にすごい武装をするわけでなく、顔色ひとつ変えないで、ノッシノッシと進んでいくジェイソンステイサムに痺れます。

「相手は大統領だよ!?無理だよね!」とみんなが無理無理無理無理と首を横に振るなかで、ジェイソンステイサムだけが「なんか問題でも?」と意に介さないところが痺れます。
頭を使ってとか、仲間と協力してとか、一切なし。
ひょいと散歩するかのように一人で突き進んでいきます。
いやー痺れるわー。

やっぱナーメテーター映画はいい!
しかし、ナーメテーター映画はハズレが少ないですね。今年はミスターノーバディやザ・コンサルタントの続編も控えているので、本当に嬉しいです。
まとめ
タフガイがぶん殴って、ぶっ飛ばして、ぶっ殺す、それを頭を空っぽにして、味わい尽くす。
世界中の愛すべき野郎どもの為の御伽話。
シノゴの言わずとにかく楽しんでいただきたいと思います。
傑作です。